2013年12月26日木曜日

次世代シーケンサーの分類(2014年版)

 次世代シーケンサーとは、Sanger シーケンシング法を利用した蛍光キャピラリーシーケンサーである「第1世代シーケンサー」と対比させて使われている用語である。米国を中心に50機関(チーム)以上のベンチャー企業や研究組織がしのぎを削って、次世代シーケンシング技術の開発を行った結果、多様な機器や技術が誕生した。これらの機器や技術の特徴を比較するために、次世代シーケンサー、次々世代シーケンサーなど、分類しようという試みがなされている。GOクラブでは、次世代シーケンサーを第2世代、第3世代、第4世代の3つに分類してきたが、以前にも言及したように、次世代シーケンサーを第2世代と第3世代に分類することにする。

2013年12月10日火曜日

Ion Torrentシーケンサーの最近の動向

 Ion Torrentシーケンサーの構造は複雑でなく、シーケンシング用半導体チップのグレードが向上することにより、スペックが上がっていくので、将来発展が期待できるシーケンサーである。しかしながら、予定通りの性能向上が達成できていないために、Illuminaシーケンサーに後塵を拝する状況が続いている。Life Technologies Corporation (Life Technologies)は、最近 Ion Torrentシーケンサーについて新しいキットや新技術の発表を行ったので、最近の動向をまとめてみたい。