2013年10月25日金曜日

血中をめぐる癌DNAの次世代シーケンシング解析

 今年の9月13日付けと10月11日付けのGOクラブで、妊婦の血液中に胎児由来の遊離DNAが存在し、そのDNAを次世代シーケンシング(NGS)を用いて解析することにより、胎児の遺伝的罹患に関する診断が可能であることを紹介した。一方、体内に癌が発生すると、癌組織から血液中にDNAが漏れ出る現象が発見され、その癌組織由来DNA(癌DNA)に基づいた。

2013年10月11日金曜日

次世代シーケンサーによ「次世代」を解析する

 前々回のGOクラブで、日本でも開始された「次世代シーケンシング(NGS)に基づく新型出生前診断」の話題を紹介した。また、米国NIHによる「NGSによる新生児遺伝性疾患のゲノム診断」の研究プログラムの開始や「NGS解析により選別した受精卵からのベビーの誕生」など、妊娠や出産の分野におけるNGS利用に関するニュースをよく見聞きする。今回のGOクラブでは、我々の「次の世代」すなわち受精卵から新生児までの領域におけるNGSに関する話題をまとめる。