前回のGOクラブでは、10X Genomicsの新機種"Chromium"が単細胞RNAシーケンシングで優れた性能を持っていることを紹介した。10X Genomicsが昨年発売した従来機GemCodeが、Illuminaなどのショートリードシーケンサーのデータからロングリード配列を再現することを可能にすることで注目を集めている。今回のGOクラブでは、この新機種Chromiumが、従来機GemCodeと比較してゲノムDNAシーケシングでも進歩していることを紹介したい。
2010年からジナリスGOクラブで主に「次世代シーケンサー」に関する記事を提供してきました。その後、次世代シーケンシング技術も一般に普及する段階に入ったことから、2015年から後継シリーズとして 「バイオデジタル革命の夜明け」の記事を提供しています。