以前のGOクラブで、「ヒト全ゲノムシーケンシングの受託解析企業であるComplete Genomicsは、IlluminaやIon Torrent (Life Tech)などどの競争が激化し、苦戦が続くであろう」と考察した。その後も、業績は上向かず、今年6月5日には従業員約20%にあたる55人の解雇を発表した。Complete Genomicsは、7月12日に「10~20細胞からの高精度ヒト全ゲノムシーケンシングとハプロタイピングの論文がNature誌に掲載されたこと」をプレスリリースした。この発表が注目を集め、株価も約50%上昇した。今回のGOクラブでは、Complete GenomicsがNature誌で公開した「Long Fragment Read(LFR)技術」を紹介するとともに、Complete Genomicsの今後の展開の可能性について考察してみたい。