Illuminaは今年1月10日に「Illumina HiSeq2500の発売とMiSeqのアップグレード」を発表したが、その後に「MiSeqを使った小規模シーケンシングキットやガン遺伝子シーケンシングパネル」についても発表した。今回のGOクラブでは、Barclays Capital Global Healthcare ConferenceでのIlluminaの発表(2012年3月14日)などをもとに、これら新製品について紹介し、Ion Torrentシーケンサーとの比較について考察してみたい。
2010年からジナリスGOクラブで主に「次世代シーケンサー」に関する記事を提供してきました。その後、次世代シーケンシング技術も一般に普及する段階に入ったことから、2015年から後継シリーズとして 「バイオデジタル革命の夜明け」の記事を提供しています。
2012年3月21日水曜日
2012年3月5日月曜日
Oxford Nanoporeを追いかけるGeniaのナノポアシーケンサー
Genia Technologies, Inc.(Genia)のCEOであるStefan Roever氏のインタビュー(日時・場所:今年2月5日、4th Personalized Medicine World Conferenceの会場)を聞き、Geniaのナノポアシーケンサーに魅力を感じた。Oxford Nanoporeの発表が2月17日であったので、その12日前にこのインタビューが行われたことが興味深い。Roever氏は、「Ion Torrent が開発したCMOS技術」と「ナノポア」を合体させた1分子電気的検出(single molecule, electrical detection)シーケンサーが、「第4世代」でなく、「最終世代シーケンサー」であると主張している。今回のGOクラブでは、Roever氏のインタビューに基づいて、Geniaが開発を進めている新しいナノポアシーケンシング技術を紹介する。
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