2011年4月26日火曜日

GnuBIOの次世代シーケンサー開発、大きく進展

 GOクラブでは、2010年6月に、新しい次世代シーケンサー開発ベンチャー“GnuBIO”を紹介し、GnuBIOはヒトゲノム配列を30ドルのコストで決定することを売りにしていることを述べた。GnuBIOは、2011年4月6日に次世代シーケンサー開発の進展に関するプレスリリースを行った。その発表内容から、GnuBIOのシーケンサーが想定外の優れた性能を有する可能性があるので、今回のGOクラブで紹介する。

2011年4月12日火曜日

Oxford Nanoporeのシーケンシング技術開発の最新の動向


 Oxford Nanopore Technologies(以下、Oxford Nanoporeと略す)は、alpha-hemolysinタンパク質を利用したナノポアシーケンシング技術の開発で著名なベンチャー企業であるが、シーケンサーの開発の進展に関してはベールに包まれたままであった。Oxford Nanoporeは、ごく最近シーケンサーのプロトタイプとなる“Oxford Nanopore GridION system”の概要を発表した。このような動きから、Oxford Nanoporeのナノポアシーケンサーのリリースが近づいてきたと思われる。今回のGOクラブでは、Oxford Nanoporeのナノポアシーケンシング技術開発の最近の動向についてまとめる。