GnuBIO が2011年12月14日付で「来年第2四半期の上市を目指して、Microfluidics-based sequencer β版の組み立てを開始した。」と発表した。このGnuBIO のシーケンサーについては、GOクラブで、2010年06月11日号と2011年04月26日号の2回に渡って紹介したが、非常に期待できるシーケンサーである。GnuBIO は、シーケンシング技術とシーケンサーの詳細を公表していないが、今回のGOクラブでは、「これまでのニュースリリースの内容」と「米国出願特許20110267457 (2011年6月29日公開)」をもとに、GnuBIO の技術を推定してみたい。
2010年からジナリスGOクラブで主に「次世代シーケンサー」に関する記事を提供してきました。その後、次世代シーケンシング技術も一般に普及する段階に入ったことから、2015年から後継シリーズとして 「バイオデジタル革命の夜明け」の記事を提供しています。
2011年12月25日日曜日
2011年12月13日火曜日
Ion PGMとIllumina MiSeqシーケンサーのPaired-EndとMate-Pair Sequencing
Illumina MiSeqシーケンサー(MiSeq)の日本での出荷も始まり、いよいよIon Torrent PGM シーケンサー(PGM)との競争もデッドヒートしそうである。Illuminaのウェブサイトでは、MiSeqの方がPGMよりはるかに配列決定精度(Quality Value; QV)が優れているというデータを発表している。QVについてIlluminaはPredicted QVを使って比較しているが、PGMの場合、このQVが低く出るという特徴を持っている。PGMの精度が急速に向上している点、またEmpirical (経験的)QVでの比較を考慮すると、両者の配列決定精度については実用上は大差ないと思われる。GOクラブでは、両者の比較を過去に行っているが、Ion Torrentの318 Chipが登場する頃には、両者のパフォーマンスは同等となると予想される。
さて、今回のGOクラブでは、Ion Torrent PGMシーケンサーで、Paired-End SequencingとMate-Pair Sequencingが可能になったことが発表されたので、MiSeqの方法と比較しながら紹介したい。
さて、今回のGOクラブでは、Ion Torrent PGMシーケンサーで、Paired-End SequencingとMate-Pair Sequencingが可能になったことが発表されたので、MiSeqの方法と比較しながら紹介したい。
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